まずは質問です。
「今日あなたは何か手書きで書きましたか?」
宅配便の受取サイン、お買い物のメモ、ちょっとした覚書、子どもの連絡帳などなど何かしら、さらさら~っと書いてませんか?
今や子どもからご年配の方まで普及したスマホや仕事に不可欠なパソコンの利用など、手書きをしない機会も多くなっています。
でもきっとこの先、「手書き」という行為は決して無くならない、いや無くしてはダメ!!むしろ毎日「手書き」したくなる☆そんな話をしていきたいと思います。
手書きで得られる3つの良さ
書く機会が少なくなった今、私があえて「是非手書きして欲しい!」と思う手書きの効能を3つご紹介します。
手書きで伝わる温かさ
ここにあなた宛てに届いた3枚の年賀状があります。
①裏表全て印刷のもの
②表裏印刷だけど、手書きで一言書かれているもの
③表も裏も手書きのもの
一枚一枚手に取って見ています。書かれている内容は別として、それぞれにどんな印象を感じますか?
おそらく、心のなかに温かい何かをほわっと感じるのは③②ではないでしょうか。
キーボードから生み出される文字は、打ち込むスピードも早く、出来上がりもきれいに見えてとても便利です。
その便利さよりも、時間をかけてわざわざ書く「手書き」という行為、このひと手間からそこに存在する「人を」想像し、無意識に温かい何かを感じ取るのでしょう。
こんな風に、見る人(受け取る人)に対する効果がまず一つ目の良さです。
アンチエイジングにも最適☆書くことで脳が活性化
二つ目は書くその人にとっての良さです。
思い出してください。
学生時代、記憶するためにたくさん書きませんでしたか?
ある大学で、同じ授業を手書きでノートに書くグループとキーボードを叩いて記録するグループに分けて、授業後テストする実験をしたそうです。
結果は、手書きのグループの方が成績が良く、何日か後に実施したテストでも結果は同じで、「書くと記憶される」ことはが実証されています。
「手書き」する行為は手指を繊細に動かすので脳が活性化すると言われています。
しかもキーボードのように耳にした言葉を一字一句そのままインプットせず、必要なことだけを自分の言葉でまとめる思考力も使われるので、脳が活性化する。
認知症の予防・改善にも役立つようです。
手書きで「第二の脳」を手に出来る?!
三つ目も書く人にとっての良さです。
「あれもやらなきゃ!これもやらなきゃ!」と頭の中が考えごとでいっぱいの状態の時ってありませんか?
おそらくそういう時って、どれも進まずイライラ~~ってなりますよね。
ご自身の脳をパソコンだと想像してみてください。
データがいっぱい保存されてて、画面上では文書開いて、エクセルも開いて、検索画面もいっぱい開いてる状態・・・パソコン重くて動きが鈍い、もしかするとフリースしちゃうかも。
脳もそういう状態になってる、だから動けないんです。
そんな時、パソコンだったらどうしますか?
データを外付けHDに移して空き容量を作る、そうするとまたサクサクと動き出しますよね。
脳の中も同じで、頭の中にある考え事をいったん外に出す方法が「書き出すこと」。
書き出すことで空いた容量で考えられるし、書いたものを俯瞰できるから新たなアイディアが出てくることもあります。
「書き出す」ならパソコンでもいいじゃん?って思うかもしれませんが、そこから広がる思考を書き込むにも「手書き」の方が自由度が高いので、思考がひろがりやすいと言われています。
手書きが得意じゃないんです・・・というあなたへ
「手書き」が得意じゃないんです・・・
手書きの良さはわかるけど、字を書くのが苦手って人もいらっしゃいます。
実は私も苦手、コンプレックスでした。
新学期、山のような子どもの書類や名前書きがどれだけ苦痛だったことか(笑)
きれいじゃない自分の字が嫌い・・・ペン習字でも習うべきか?!
そう思っていたこともあります。
筆跡心理学を学んでその理由がわかりました。
文字にはその人の思考や行動のクセがはっきりと出ます。
人それぞれ個性があるからこそ書かれる文字も千差万別、一人として同じ文字を書く人はいません。
前項で「受け取り側がなんとなく文字から感じる」というお話しをしましたが、自分自身も同じで、自分の書いた文字から無意識に「自分の性格」を感じ取っています。
その文字が嫌い=自分の性格に嫌悪感を抱いている状態、ということです。
確かに以前の私は、自分の事が好きじゃなかった。
おそらく筆跡で言う細かな性格特徴の一つ一つが自分の嫌な部分だったからでしょう。
それはすなわち、あの頃の私の「生きづらさ」の原因でした。
その自分の嫌な部分を「好きな自分」「なりたい自分」の人が書く文字に変えていくと、少しづつ自分の事を好きになり「生きづらさ」は「楽しい毎日」に変わっていきました。
「なりたい自分」でいっぱいの自分の文字ですから、今は手書きで書くことにコンプレックスは無くなり、すらすらと何でも手書き出来るようになりました。
「手書き」は夢を叶える魔法の道具!
スポーツで結果を残した野球のイチローさん、サッカーの本田圭佑さんが子どものころ「夢ノート」を書いていたという話はご存じですか?
多くのビジネスで成功している人たちも、アイディアノートや日々の記録、もちろん未来を描く夢ノートなど、手書きでノートを活用しておられます。
「手書き」で脳が活性化され、自分の望む未来を書き出し、思考を始めることで、未来へのスイッチが入り現実化し始めるからです。
それでも、自分に自信が無かったり、出来ないかもといった不安はつきものです。
人はやったことのないコトには躊躇するのは当然ですから。
でも、その夢を叶えた自分を文字で先に作り上げてしまえばどうでしょうか?
成功者にはその成功事例に対する必須条件のような思考や行動のパターンがあります。
その思考や行動のパターンは手書きの文字に現れる、ならば先にそれを身に付けてしまおうじゃないか!
もう出来ている自分になってしまおう!そうすれば目標とする夢への階段はスルスルと登っていける。
同じ「手書き」をするならば、自分にとって最良の夢を叶える文字で書いて、あなたの夢が叶うスピードをグンと加速させる!
筆跡心理学はあなたの夢を叶える魔法の道具なのです。
あなたの願う夢を現実化する文字を毎日の「手書き」に取り入れて、望む未来を手にしていただくことが、私たち筆跡心理学講師の願いです。
「文字のチカラでなりたい自分になる」筆跡心理学講師
「思考力で結果を出す」方眼ノートトレーナー
「人生をHAPPYに彩る」タイムマネジメント手帳術ナビゲーター
児島真奈美