クリスマスリース作り参加レポート

 エディオンクラブ SPELCIAL プログラム【CRAFT 1DAYレッスン】がエディオン新館3Fのキッチンスタジオで開かれたので、参加してきました。

ドライフラワーのリースは、難易度高めだけど満足度も高い!

 エディオンクラブ SPELCIAL プログラム【CRAFT 1DAYレッスン】クリスマスリース★オーナメントは、エディオン新館、3階までエスカレーターを上がって左手奥にエディオンキッチンスタジオがあります。いつもはここで料理教室が開かれるのですが、今日はスペシャル。CRAFT 1DAYレッスンとして、クリスマスリースを作ります。講師は、安佐南区のお花屋さんmielの横山先生です。

 スタジオに入ると作業テーブルの上には、今日のお手本のクリスマスリースがデコレーションされていて、使用する花材がたくさん置かれていました。大輪のバラ、木の実など、シックな色彩の色々な花材があって、それはもう圧巻!どれでも好きな花材を好きなだけ使って良いとのことなので、もう、それだけでテンション上がってきました。そして、ふと見ると・・・
 え、ちょっと待って。このあじさいは本当にドライなの?!いやいや、カサカサ感なくて、全然ドライフラワーだとは思えないんですけど!!!でも、ドライフラワーなのね。生花の鮮やかさはないけど、大人っぽい色合い。これらのドライフラワーは、mielさんで生花からドライにしたもので、やはり花屋さんの自家製ドライフラワーはひと味違いました。

 いきなり、テンション爆上げでスタートしたクリスマスリース作りですが、生のグリーンやアーティフィシャルフラワーを使ったものと違って、ドライフラワーのリースは、実は、とても難しかったのです。

クリスマスリースを飾る理由

 ここでクリスマスリースの由来や意味をおさらいしましょう。クリスマスリースのリースは輪を意味し、元々はキリスト以前、メソポタミア時代にさかのぼります。輪は神々から与えられた神権を意味しました。人々を統治する権利を神から与えられた特別な人間として、誰が見てもわかるよう、王は輪を頭に載せました。古代ギリシャ時代には、それぞれ信仰する神を示す植物の輪で頭を飾ることで、どの神の庇護を受けているかを示すアイコンとなり、王でなくても権力や威信を表すために、輪を頭に載せるようになりました。

 ギリシャがローマに吸収されると、頭に何かを載せる風習もそのままローマに受け継がれますが、その意味はさらに神聖さを失い、結婚式のときに花嫁が頭を飾るアクセサリー、また、スポーツの勝者に授けたりとファッションアイテム化、ドアに飾ったり、お墓に飾ったりと現代と同じ特別な日用のインテリアグッズに成り下がります。
ところが、キリスト教が広まると、土着の農民信仰と混ざり合い、常緑植物で作られた輪は、魔除けや豊作祈願の意味を持つようになりました。このとき、常緑樹の緑は「永遠」、リボンやベルは「魔除け」、松ぼっくりや姫リンゴは、「収穫」などをあしらうのが定番になりました。さらにはキリスト教が宗教として整備されると宗教行事のアイテムの一つとして色の組み合わせや材料、飾る期間など、いろいろなルールが決められ、現代に至ります。

 日本では、キリスト教があまり広がらなかったせいか、宗教性よりも芸術性を追求したリース作りが行われるようになりました。材料もバリエーションが広がり、好きなら一年中飾ってもOKです。同じ輪っかアイテムでも、しめ縄は厳密にルールを守り、飾るのはお正月期間のみ、材料も稲藁、裏白、ダイダイ、しでと厳守されるので、クリスマスにリースを飾るのは、宗教性を重視というより、季節感を楽しみたいというのが大部分の日本人の理由でしょう。

上がる悲鳴と笑い声

まずは、先生がリース作りのデモンストレーションで実際に説明しながらお手本を作って見せてくださいます。募集時のサンプル写真とは違うものだったので、二種類のうちから好きな方を作ります。


材料を取りそろえて、土台に付けていきますが、ドライフラワーは当然ながら乾いているため、扱っているうちにぼろぼろと散り崩れ、なかなか思うようにいきません。思わず悲鳴があがりました。

途中でサービスのお茶を飲んで休憩。気を取り直して、参加者同志互いに助け合ってのリース作りになりました。わからないところや難しいところは、先生がすぐに回ってきて教えて頂けたので、なんとか完成させることができました。リースを付ける板も自然のもの、一枚一枚、長さも幅も違うので、リースの付け方によって表情が異なります。そんなところも、個性が出て、面白く感じました。

完成品は、先生が手早くラッピングしてくださり、持って帰って飾る人有り、プレゼントにする人有り。
難しいだけに喜びも大きく、参加者が協力しあっての作品作りは一人で黙々と作るのとは違って、とても楽しい時間を過ごすことができました。
こういった1dayレッスンで、リース作りやフラワーアレンジメントの楽しさに目覚めてしまう可能性は高そうです。みなさんも、これは!と思うイベントをおけいこ.comで探して参加してみると楽しい時間がすごせ、もしかすると一生楽しめる習い事が見つかるかもしれませんよ。
エディオンクラブ SPECIAL プログラム【CRAFT 1DAYレッスン】大満足でした。

今日のレッスンの先生は、mielの横山先生でした。

ブログ一覧に戻る